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post date: 2018.12.22
category: スタッフブログ一覧
皆さま如何お過ごしでしょうか?
アニキです。
いやー気付けばあっと言う間に年末
明日は年末最後の国民的行事
中山競馬場で行われる。
グランプリG1 有馬記念
ファン投票で選出された名馬達の戦い
これを見ないと年を越せないです。
平成の有馬記念色々なドラマが有りましたね。
私が産まれる約半年前の90年には奇跡の復活オグリキャップ
93年これまた奇跡の復活を遂げたトウカイテイオー
因みにテイオーは91年にダービーを制覇しているので91年生まれのアニキはトウカイテイオー世代になります。
94年には3冠馬ナリタブライアン
00年は年間無敗のレジェンド、テイエムオペラオー
その後もジャパンカップでの日本総大将ゼンノロブロイ、無敗の3冠馬ディープインパクトに唯一日本国内で土を付けたハーツクライ
そのディープインパクトの衝撃引退レース。
64年ぶりの牝馬の夢の扉を開いたダイワスカーレット
怪物オルフェーヴル
暴君ゴールドシップ
昨年のキタサンブラック
あげたらキリがないですが、有馬記念と言うのは本当に本当に毎回ドラマがあります。
今年はどんなドラマがあるのでしょうか?
ガチアニキ予想は
◉キセキ
◯レイデオロ
▲ミッキーロケット
ですが競馬はロマン
ご存知の方も多いと思いますが明日は障害レースの絶対王者オジュウチョウサンが出走。
私はオジュウチョウサンで夢を見たい!!
普通に考えれば着外でしょう、、、
でもオジュウチョウサンのここまでの道のり、、、涙なしには語れません。
遡ることオジュウチョウサンのお爺ちゃんであるサンデーサイレンス。
身体の見栄えが悪く、セリに掛けられても売れ残る程の馬でした。
デビュー後覚醒し、今ではサンデーサイレンスの血を引かない馬は貴重と言われるまで競馬会に大きく貢献しました。
時は流れ
オジュウチョウサンの父であるステイゴールドが産まれます。
父同様身体が小さく、気性も荒い性格でした。
小さなレースも大きなレースも大体2着か3着
実力はあるのに本気を出さない馬でG1レースでの勝ちはずっとありませんでした。
そんな時、国際G2のドバイシーマクラシックに出走。
当時世界最強と言われていたファンタスティックライトに勝利し、あとは日本でG1を取るだけになりました。
しかし、ステイゴールドは日本に帰って来てからもG1レースは勝てません
8歳という高齢。
49戦という戦歴も今ではあり得ない
もう、精神も肉体もボロボロです。
そんな中、最後の引退レースは香港国際競走G1香港ヴァーズ
ファンタスティックライトにも騎乗したデットーリが騎乗するエクラール
最後のコーナーを曲がり、先頭を走るのはエクラール
ステイゴールドとは5馬身差程
普通に考えれば絶望的な距離
最後の直線
ステイゴールドは飛びました
まるで自分の引退が
今日だ
分かっているように、歯を食いしばり測ったようにゴール寸前でエクラールを交わし優勝
ずっとG1を勝てなかった馬が最後の最後で見せてくれた奇跡でした。
その後ステイゴールドとシャドウシルエット(父シンボリクリスエス)が交配し
ついにオジュウチョウサンが産まれます。
しかしオジュウチョウサン
芝のレースでのデビュー戦は11着
その次は8着
大敗でした。
そこから障害レースに転向するも
まさかのビリ
しかもこれまたまさかのタイムオーバー
ええ、俗に言う落ちこぼれです。
その後も勝ちきれませんでしたが、石神騎手と出会い状況は変わります。
石神騎手に変わってからは
段々力を付けついに障害G1を勝利
その後覚醒し、障害重賞9連勝の偉業。
もう、障害に敵はいない。
オーナーの意向で2018年には有馬記念を目指す事になります。
平地(芝のレース)で勝てないと有馬記念への出走資格は取れません。
いくら障害最強馬でも数年ぶりの平地は無理だろう
そう思っていました
しかし、オジュウチョウサンはまさかの勝利。
その後のレースも勝利し、ついに念願の有馬記念出走資格を得ます。
そして最後のファン投票でも高得票を得て
ついに夢の舞台へ立つ事になりました。
ここまで長くなりましたが、様々な奇跡が重なり明日を迎えます。
しかも鞍上は有馬記念で様々なドラマを作った武豊
他の有利馬に乗ることも出来たのにオジュウチョウサンを選んだ武豊騎手にも感謝の気持ちです。
色んな想いを背負った武豊とオジュウチョウサン、中山の女神が微笑んでくれる事を祈ります。
余談ですがステイゴールド産駒は中山が得意、兄弟には有馬記念を制したオルフェーヴル、ゴールドシップ、ドリームジャーニー
母方の祖父には有馬記念を2回制したシンボリクリスエス
明日は感動の涙を流す予定ですw
アニキ